髪をキレイにして
見た目を変えることにより
次の日からHappyな気持ちに♪
そんな言葉を良くみる。
特に某フリーペーパーにはこのような言葉が溢れている。
素敵な言葉!
この言葉はとて〜も深く
美容師自体もお客様にとっても
解釈の幅がかなり大きい。
例えば、人と話をしていて思うのは
『美容師』=『髪型師』
つまりヴィジュアルメインで創っているイメージを
持っているし持たれている。
ただ、それだけじゃないって思って
仕事してます。
まず
美容師って楽してスタイリストって絶対なれないんです。
みんな努力の上で成り立って鏡の前に立ってる。
専門学校卒業して、2〜3ヶ月以内に50%が辞職して
2〜3年続くのが20%しかいない世界で
いつも見るその美容師さん達はその中で残ってきた人たちなんです。
それまで長〜い髪型以外のプロセスも数多く踏んで
お客様に触れ、遊びに触れ、人間関係の中で人を知っていく。
毎日テンションをキープしつつ
少なからず繰り返す苦行、鋭意努力、スランプを乗り越えてきてる。
完全にドップリ美容師LIFE。それを中心に生活がまわる。捧げる。
ここに書いたらキリがないくらい独特の世界だと思う。
それがえらく楽しく感じれる私たちだから、胸張って変態なんでしょうけども。
でもそれってすごい大切なことだった。
私が気付いた(実感)できたのはスタイリスト2年目くらいからかな〜。
フロントから入って来る
お客様の服装を見て
『あ、あの人はこの雑誌を良く読んでいるだろうな〜』
メイクを見て
『あ、その中でもモデルのあの子が好きなんだろな、柔らかく見せたいんだろうな〜』
前髪や毛先を触るクセを見て
『あ、悩みはそこだから先に提案したいな〜』
とかオートマティックに感じ、思うようになる。
その頃から
ヴィジュアルとパーソナリティを重視するバランスを
1:1にした。
この感覚って今でも大事にしてます。
お客様は初めだけでも、できるだけ服装、メイクは
自分らしさをもった状態で美容室に行くことをオススメします。
だから私は今でも
仕事していながら
フロントが見えて、待合いスペースが見える美容室が、今でも好きです。
でパーソナリティにバッチリ合わせたものって
眠っている、本来なりたい自分を引き出してくれる。
例えば
受験勉強で、キャリアウーマンで、子育てで
オシャレそっちのけで頑張ってきた女性たちに
髪型から影響を生んで
髪型オシャレになったから、少し百貨店でメイクしてみてもらおうかな。
どうせなら首から上だけじゃなく、新しい服買ってみようかな。
次の休みに街に繰り出そうかな。
そうやって洗練されてく、新しい行動や自分に気づく。
美容師のかけられる魔法はそこだから
仕事が楽しい。
だからTotalでプロデュースしていく、サポートしていく。
狭い箱の中の物語だけに目を向けず
もちろんファッションに関しても
ありとあらゆる世の中の情報も
いろんな勉強をするべきだし
環境を整える必要がある。
その上で、どの部分をPeakyに構えるのかが
自分たちのパーソナリティだとわかって仕事をされている美容師は
提案出来るし、おまかせのお客様が多い。
生活に合わせた活きるデザイン。上手い下手とかではなく、芯がある。
つまり長くお客様に愛されている。
人間性=売り上げだとつくづく思う。
私自身、ある時期から紹介のお客様だけを担当してきました。
全くの新規のお客様は6年ほど入っていません。自分は美容師歴15年目。
その中で10年間、通ってくれているお客様が現時点で約25%いらっしゃいます。
普通は10%になるらしいから多い方なのかな?わからないけど
ただ、その部分がバッチリはまっているという結果なのは経験で間違いないかなと。
髪をキレイにして
見た目を変えることにより
次の日からHappyな気持ちに♪
だから
これは深いです。
お客様もその目線で美容師さんを選んで見てはどうでしょうか?
自分たちには
常に顧客を次の指名客化していくためのスタイリストの成長。
市場のニーズをみて自分たちの価値が高まるように頑張っていく。
ってこと。
いや〜
この基本的なことを
わざわざ言いながら
私もまだまだなので自己満足に走り、忘れがちに。
日頃を反省しつつ、明日からまた頑張ります。はい。
たまには、も少しふざけて書きます。
ではでは!